AIで保険詐欺が巧妙化、アビバが約2億3300万ポンドの不正請求を検出

セキュリティー

AIで作った画像や書類が、保険金詐欺にも使われ始めています。

「自分は保険会社ではないから関係ない」と思うかもしれません。ですが、こうした不正が増えると、最終的には保険料の上昇という形で、普通に契約している人にも影響する可能性があります。

今回の話は、英国の大手保険会社アビバに関するものです。報道によると、アビバは2025年に約2億3300万ポンド相当の不正な保険請求を検出しました。日本円ではかなり大きな金額になります。

何が起きているのか

これまでの保険金詐欺では、写真を雑に加工したり、書類を偽造したりするケースがありました。

ところが最近は、生成AIを使って、事故現場の写真や損害の画像をかなり自然に作れるようになっています。たとえば、実際には起きていない車の事故を、まるで本当にあったように見せる画像を作ることもできます。

さらに、修理の請求書や医療関連の書類のようなものまで、それらしく作られるおそれがあります。

ここが少し厄介です。昔のように「明らかに不自然な画像」だけを見つければよい、という段階ではなくなってきています。

保険会社だけの問題ではありません

保険詐欺は、保険会社だけが損をする話ではありません。

不正な請求が増えると、調査や支払いのコストが増えます。その負担は、長い目で見ると保険料に反映される可能性があります。

つまり、まじめに保険に入っている人ほど、知らないところで影響を受けるかもしれないということです。

家族に伝えるなら、この一言で十分です。

「AIで作った写真や書類を使った保険詐欺が増えている。保険料にも関係するかもしれない」

スマホ利用者が気をつけたいこと

普通の人がまず気をつけたいのは、保険の手続きで使う写真や書類の扱いです。

事故やトラブルがあったとき、スマホで写真を撮って保険会社に送ることがあります。そのときは、できるだけその場で撮影し、あとから加工しないことが基本です。

  • 事故や破損の写真は、その場で複数枚撮る
  • 日時や場所が分かる情報を残しておく
  • 画像を加工してから提出しない
  • 請求は保険会社の公式アプリや公式サイトから行う
  • 不安なときは、家族や保険会社に確認する

少し面倒ですが、確認しておくと安心です。

SNSの「安すぎる保険」にも注意

AIによる偽画像だけでなく、保険まわりでは別の詐欺にも注意が必要です。

たとえば、SNSで「格安の自動車保険を紹介します」と声をかけ、実際には無効な保険や偽の契約を売る手口があります。

若い人や、保険料を少しでも安くしたい人ほど狙われやすいところです。スマホに慣れていない人だけでなく、SNSをよく使う人も注意したい話です。

「安いから」とその場で申し込まず、必ず公式サイトや正規の窓口で確認してください。

保険会社もAIで対策している

アビバは、不自然な申請パターンや書類の矛盾を見つけるために、AIや分析技術を使っていると報じられています。

ただし、AIだけで全部を判断するというより、人による確認と組み合わせて不正を見つける流れになっているようです。

ここは大事なところです。AIは便利ですが、間違えることもあります。だからこそ、正しい請求をする人も、写真や書類をきちんと残しておくことが自分を守ることにつながります。

今日からできる確認

このニュースを見て、今日すぐにできることは難しくありません。

  1. 自分が入っている保険会社の公式アプリや公式サイトを確認する
  2. 保険の連絡先をスマホに登録しておく
  3. SNS経由の保険勧誘にはすぐ反応しない
  4. 事故や破損があったときは、写真を加工せずに保存する
  5. 家族に「保険の写真や書類もAIで偽造される時代」と共有する

難しい名前を覚える必要はありません。

保険の請求は公式ルートで行う。写真や書類は加工しない。安すぎる保険の勧誘は疑う。

ここだけ見れば大丈夫です。

まとめ

AIは便利な道具ですが、悪用されると保険詐欺のような身近なお金の問題にも関わってきます。

今回のアビバの事例は、海外の保険会社の話です。ただ、スマホで写真を撮り、アプリで手続きする流れは日本でも身近になっています。

今日やることはシンプルです。

  • 保険の手続きは公式アプリや公式サイトから行う
  • 事故や破損の写真は加工せずに残す
  • SNSの安すぎる保険勧誘には注意する
  • 家族にも「AIで保険詐欺が巧妙化している」と伝える

AI時代の詐欺対策は、特別な知識よりも、いつもの確認を少し丁寧にすることから始まります。

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