スマホを日常的に使うすべての方、特に家族に高齢者がいる方に知ってほしい「ニセ警察詐欺」の実態と防止策をお伝えします。最近、警察官を装った電話やSMSでATM操作を指示する詐欺が増加しています。実際に2026年4月、宮崎県延岡市の郵便局で、携帯電話で通話しながらATMで50万円を振り込もうとした女性に対し、局員がとっさに電話を代わり詐欺を未然に防ぐ事例がありました。このような被害は全国で後を絶たず、警察庁の発表でも特殊詐欺の被害は依然として高水準です。
【何が危険なのか】
「ニセ警察詐欺」とは、警察官を名乗る人物が電話で「あなたの口座が犯罪に使われている」「確認のため口座番号と暗証番号を教えてほしい」などと嘘の理由を伝え、ATMで振り込みや暗号資産の購入を指示する手口です。犯人は「この通話を切らないで」と指示し、被害者が冷静に判断する時間を奪います。スマホの着信やSMSで突然警察を名乗る相手から連絡が来たら、まず疑ってください。
【どう見分けるか】
見分け方のポイントは3つあります。1つ目は「電話で個人情報や暗証番号を尋ねる」こと。本物の警察官が電話で口座番号や暗証番号を聞くことは絶対にありません。2つ目は「ATMやコンビニでの操作を指示する」こと。警察が振り込みや送金を指示することはありえません。3つ目は「話を切らないで」と強く言うこと。これは被害者を孤立させ、正常な判断を妨げる典型的な手口です。このような要求があった時点で詐欺と判断して問題ありません。
【どう防ぐか】
防止策として最も効果的なのは「いったん電話を切って、自分で調べた警察の連絡先に確認する」ことです。相手から伝えられた電話番号には絶対に折り返さないでください。また、家族や近くの人に相談する習慣をつけましょう。さらに、スマートフォンに「迷惑電話ブロックアプリ」をインストールする、自宅の固定電話に「自動録音機能」をつけるなどの技術的な対策も有効です。銀行や郵便局のATMコーナーでは、携帯電話を使いながら操作している人を見かけたら、声をかける勇気も大切です。今回の事例でも、郵便局員の気付きと行動が被害を防ぎました。
【今すぐできる対策】
今日から実践できる対策をいくつか紹介します。1) 警察を名乗る電話がかかってきたら、一度電話を切って最寄りの警察署か「警察相談専用ダイヤル(#9110)」に自分で電話しましょう。2) 家族と「もし警察から電話が来たら必ず連絡し合う」ルールを決めておく。3) スマホの設定で「知らない番号からの着信を拒否」する機能を有効にする。4) 高齢の親や祖父母に「警察がATMに行けと言ったらそれは詐欺」と伝えておく。これらの対策を知っているだけで、被害に遭うリスクを大幅に減らせます。
この記事を読んだあなたが、周りの大切な人にこの情報を伝えることが、詐欺被害を防ぐ最強の一手です。ぜひ今日から行動に移してください。

