Amazonは、ショッピング特化型AIアシスタント「Alexa for Shopping」を発表した。これまで独立したチャット botとして提供されていたRufusを、Alexa+に統合する形でAmazonアプリ、ウェブサイト、Echo Showデバイスに展開する。同社は、Rufusが2025年に3億人以上の顧客の商品リサーチや比較購入を支援した実績を持つと説明している。
この新アシスタントは、製品に関する質問への回答、商品比較、価格追跡、ショッピングリマインダーに対応する。さらに、スケジュールされた購入アクションや自動購入の処理も可能で、利用者はAmazonのメイン検索バーから直接ショッピング関連の質問を入力できる。従来のように別途チャットボットウィンドウを開く必要はなく、例えば「男性向けのスキンケアルーティンは?」といった具体的なアドバイスや、「最後に単三電池を注文したのはいつ?」といった購入履歴の確認も可能になっている。
本機能は、すべてのサインイン済みAmazon顧客が無料で利用でき、プライム会員やEchoデバイス、Alexaアプリのダウンロードは不要だ。米国の顧客向けに順次展開が開始されており、Amazonアプリ、ウェブサイト、Echo Showデバイスを通じて利用できる。GeekWireの報道によれば、AmazonはRufusの名称をショッピングインターフェースから段階的に廃止する一方、Rufusの技術は裏側で引き続き活用される。
今後の注目点として、Alexa for Shoppingがショッピング体験全体をどの程度変革するかが焦点となる。既にAmazonのCEOアンディ・ジャシー氏はRufusの月間アクティブユーザーが115%以上増加し、エンゲージメントが前年比で約400%向上したと述べており、今回の統合でさらなる普及が期待される。顧客の購買行動や価格比較の効率化、さらにはプライム会員以外のユーザー層へのリーチ拡大が、今後のAmazonの売上にどのような影響を与えるかが注目される。
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