スマホで詐欺電話をブロックする方法。今すぐできる設定と対策を解説
知らない番号からの電話に、なんとなく出てしまうことはありませんか。
最近は、警察官や銀行員、通信会社、役所などを名乗る詐欺電話が増えています。
「未納料金があります」
「あなたの口座が犯罪に使われています」
「還付金を受け取れます」
「今すぐATMへ行ってください」
このような言葉で不安をあおり、個人情報やお金をだまし取ろうとする手口です。
特に怖いのは、電話に出てしまうと相手のペースに巻き込まれやすいことです。
だからこそ、詐欺電話対策では「出てから見分ける」よりも、「そもそも怪しい電話を受けにくくする」ことが大切です。
この記事では、スマホで今すぐできる詐欺電話対策、ブロック設定、対策アプリ、家族に共有したいルールをわかりやすく解説します。
まず結論:怪しい電話は「受けない」対策が大事

詐欺電話対策で大切なのは、怪しい電話に出ないことです。
電話に出てしまうと、相手は不安をあおったり、急がせたり、家族に相談させないようにしたりします。
冷静ならおかしいと分かる内容でも、電話口で強い言葉を使われると判断が鈍ることがあります。
そのため、まずは次の3つを意識しましょう。
■知らない番号にはすぐ出ない
■怪しい番号はブロックする
■お金や個人情報の話が出たら電話を切る
これだけでも、被害を防ぎやすくなります。
なぜ電話が危ないのか
詐欺の入口として、電話は今も非常に多く使われています。
電話は、メールやSMSと違って相手の声が直接聞こえるため、緊迫感が出やすいのが特徴です。
詐欺グループは、次のような言い方で不安をあおります。
■今日中に支払わないと大変なことになる
■あなたの口座が犯罪に使われている
■警察の捜査に協力してほしい
■還付金があるのでATMへ行ってほしい
■この電話を切らないでほしい
■家族には相談しないでほしい
こうした言葉が出てきたら、かなり危険です。
本物の警察、銀行、役所、通信会社が、電話だけで暗証番号やキャッシュカード、送金を求めることはありません。
今すぐできるスマホ設定
まずは、スマホ本体の設定から見直しましょう。
iPhoneの場合
iPhoneには「不明な発信者を消音」という機能があります。
設定すると、連絡先に登録されていない番号などからの着信を、通常の着信音で鳴らさずに履歴へ残すことができます。
設定の流れは次の通りです。
■設定アプリを開く
■「電話」を選ぶ
■「不明な発信者を消音」を確認する
■必要に応じてオンにする
ただし、病院、配送業者、学校、仕事関係など、連絡先に登録していない大事な電話も消音される可能性があります。
使う場合は、自分の生活に合うか確認してから設定しましょう。
Androidの場合
Androidでは、機種や電話アプリによって設定名が違います。
多くの場合、電話アプリの設定から、迷惑電話対策や番号ブロックに関する項目を確認できます。
たとえば、次のような設定があります。
■迷惑電話の警告
■不明な番号のブロック
■非通知着信の拒否
■特定番号のブロック
■スパム着信の警告
Androidは機種やメーカーによって画面が違うため、自分のスマホの電話アプリ設定を確認してみてください。
詐欺対策アプリを使う方法
スマホ本体の設定に加えて、詐欺電話対策アプリを使う方法もあります。
代表的なものの一つが、警察庁推奨アプリとして紹介されている「詐欺対策 by NTTタウンページ」です。
このアプリは、特殊詐欺などに利用された可能性の高い電話番号を、要注意番号リストをもとに判別し、着信時に警告や遮断を行う仕組みです。
また、NTTタウンページの事業者データを使い、連絡先に登録していない番号でも、相手先の名称表示を支援する機能があります。
知らない番号から電話が来たときに、
「この番号は出てよいのか」
「怪しい番号ではないのか」
を判断する助けになります。
iPhoneとAndroidで機能差がある点に注意
詐欺電話対策アプリは便利ですが、スマホの種類によって使える機能に差があります。
特に、iPhoneとAndroidでは、電話の制御に関する仕様が違います。
そのため、同じアプリでも、
■Androidではブロックできる
■iPhoneでは警告表示が中心になる
■国際電話番号の一括ブロックはAndroidのみ対応の場合がある
■OSのバージョンによって動きが違う
といった違いがあります。
アプリを入れる前に、公式ページで自分のスマホが対応しているか確認しておきましょう。
「アプリを入れたから絶対安心」ではなく、「怪しい電話に気づきやすくする補助」と考えるのが安全です。
キャリアの迷惑電話対策も確認する
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどの携帯会社でも、迷惑電話対策や着信拒否に関するサービスが用意されている場合があります。
ただし、使える機能や料金、対象となる番号は、契約内容や機種によって異なります。
そのため、記事やSNSの情報だけで判断せず、自分が契約しているキャリアの公式ページやサポートで確認するのが確実です。
確認したいポイントは次の通りです。
■迷惑電話ブロック機能があるか
■国際電話や非通知への対策があるか
■無料か有料か
■iPhoneとAndroidで違いがあるか
■申し込みが必要か
特に高齢の家族のスマホを設定する場合は、契約している携帯会社のサポートページを一緒に確認してあげると安心です。
家族にやってあげたい詐欺電話対策
詐欺電話対策は、自分だけでなく家族にも共有しておくことが大切です。
特に高齢の親族がいる場合は、スマホ設定やアプリ導入を一緒に確認してあげると効果的です。
難しい説明をするより、まずは次のルールを共有しましょう。
■知らない番号にはすぐ出ない
■「お金」の話が出たら電話を切る
■「警察」「銀行」を名乗ってもすぐ信じない
■暗証番号や口座情報は絶対に言わない
■不安になったら家族に相談する
■迷ったら警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」に相談する
家族のスマホに、よく使う連絡先を登録しておくのも有効です。
登録済みの家族、病院、銀行、役所などの番号が分かりやすくなれば、知らない番号との差が判断しやすくなります。
電話に出てしまったときの対応
もし怪しい電話に出てしまっても、すぐに被害になるわけではありません。
大事なのは、相手の要求にその場で応じないことです。
次のような話が出たら、すぐに電話を切ってください。
■ATMに行ってください
■暗証番号を教えてください
■キャッシュカードを預かります
■電子マネーを買ってください
■口座番号を教えてください
■この電話を切らないでください
■家族に言わないでください
■アプリを入れてください
不安な場合は、相手が教えた番号ではなく、自分で公式サイトや書類から連絡先を調べて確認しましょう。
警察や銀行を名乗る電話でも、電話口だけで信用しないことが大切です。
アプリだけに頼りすぎない
詐欺対策アプリやスマホ設定は、とても役立つ対策です。
しかし、すべての詐欺電話を完全に防げるわけではありません。
詐欺グループは、番号を変えたり、実在する企業に似せたり、SMSやSNS、メールを組み合わせたりします。
そのため、
■スマホ設定
■対策アプリ
■家族とのルール
■公式連絡先での確認
■怪しい電話には出ない習慣
を組み合わせることが大切です。
「このアプリを入れたから大丈夫」ではなく、「被害に遭いにくくするための一つの対策」として使いましょう。
まとめ:詐欺電話は、出る前に防ぐのが一番
詐欺電話は、誰にでもかかってくる可能性があります。
特に最近は、警察、銀行、通信会社、役所などを名乗り、不安をあおってお金や個人情報を狙う手口が目立っています。
だからこそ、電話に出てから見分けるのではなく、怪しい電話を受けにくくする対策が大切です。
今日からできることはシンプルです。
■スマホの迷惑電話設定を確認する
■詐欺対策アプリを検討する
■知らない番号にはすぐ出ない
■お金の話が出たら電話を切る
■家族とルールを決める
■不安なときは#9110や188に相談する
スマホは毎日使うものだからこそ、電話の安全対策も日常的に見直しておきましょう。
自分だけでなく、家族のスマホも一緒に確認しておくことが、詐欺被害を防ぐ第一歩になります。
参考:
https://www.fnn.jp/articles/-/1052848

