近年、巧妙な手口で個人情報を盗み取るフィッシング詐欺が後を絶ちません。特にスマホやPCを日常的に使うユーザーにとって、フィッシング詐欺は身近な脅威と言えるでしょう。「SBIネオトレード証券をかたるフィッシング」の事例のように、実在する企業やサービスを装ったメールやSMSが送られてくるため、注意が必要です。
何が危険なのか?
フィッシング詐欺の目的は、ID、パスワード、クレジットカード情報などの個人情報を詐取することです。これらの情報が詐欺師の手に渡ると、不正なログイン、クレジットカードの不正利用、個人情報の悪用など、深刻な被害につながる可能性があります。また、近年ではAI技術を悪用し、より巧妙な手口で騙そうとするケースも増えています。
どう見分けるか?
フィッシング詐欺の手口は巧妙化していますが、注意深く観察すれば見破ることは可能です。以下の点に注意しましょう。
■ 不審なメールやSMS: 身に覚えのないメールやSMS、特に緊急性を煽るような文面には注意が必要です。送信元のアドレスや電話番号が正規のものと異なっていないか確認しましょう。SBIネオトレード証券をかたるフィッシングメールのように、「【重要】セキュリティ強化および補償方針変更に伴うパスキー設定のお願い」といった件名で不安を煽る手口もあります。しかし、正規の企業からの連絡であっても、URLをクリックする前に、必ず公式サイトで同様の情報が公開されているか確認しましょう。
■ URLの確認: メールやSMSに記載されたURLをクリックする前に、URLが正規のものと異なっていないか確認しましょう。わずかなスペルミスや、見慣れないドメインが使用されている場合は、フィッシング詐欺の可能性が高いです。カーソルをURLに重ねると、リンク先のアドレスが表示されるので、必ず確認しましょう。短縮URLサービスを利用している場合、URLの安全性確認サービスで展開後のURLを確認するのも有効です。
■ 個人情報の入力を求められた場合: メールやSMSで個人情報の入力を求められた場合は、詐欺を疑いましょう。正規の企業がメールやSMSでクレジットカード情報やパスワードを尋ねることは、通常ありません。どうしても不安な場合は、企業に電話で直接確認するのが確実です。
■ 不自然な日本語: 日本語の不自然な表現や誤字脱字が多い場合も、フィッシング詐欺の可能性があります。特に海外から送信されたメールに多い傾向があります。
どう防ぐか?今すぐできる対策
フィッシング詐欺の被害を防ぐためには、日頃から対策を講じておくことが重要です。以下の対策を実践しましょう。
■ セキュリティソフトの導入: セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保ちましょう。セキュリティソフトは、フィッシングサイトへのアクセスをブロックしたり、不審なメールを検知したりする機能があります。 Windows Defenderのような標準装備のセキュリティ機能も有効活用しましょう。
■ OSやブラウザのアップデート: OSやブラウザを常に最新の状態に保ちましょう。アップデートにはセキュリティ脆弱性の修正が含まれており、最新の状態に保つことで、フィッシング詐欺の被害に遭うリスクを軽減できます。
■ 二段階認証の設定: 可能な限り、二段階認証を設定しましょう。二段階認証を設定することで、IDとパスワードが盗まれた場合でも、不正ログインを防ぐことができます。SMS認証だけでなく、Google Authenticatorのような認証アプリの利用も検討しましょう。
■ 安易なURLクリックを避ける: 身に覚えのないメールやSMSに記載されたURLは、安易にクリックしないようにしましょう。URLをクリックする前に、送信元のアドレスやURLが正規のものと異なっていないか確認することが重要です。
■ 個人情報の入力は慎重に: メールやSMSで個人情報の入力を求められた場合は、詐欺を疑いましょう。正規の企業がメールやSMSでクレジットカード情報やパスワードを尋ねることは通常ありません。公式サイトや公式アプリからアクセスし、直接情報を入力するように心がけましょう。
■ フィッシング詐欺に関する情報を常に収集する: フィッシング詐欺の手口は日々進化しています。常に最新の情報を収集し、手口を知っておくことで、被害に遭うリスクを軽減できます。警察庁や消費者庁のウェブサイト、セキュリティ関連企業のブログなどを参考に、最新情報を収集しましょう。
フィッシング詐欺は、巧妙な手口で私たちを騙そうとします。しかし、上記のような対策を講じることで、被害に遭うリスクを大幅に軽減できます。日頃から注意深く行動し、安全なインターネット利用を心がけましょう。

